■二日灸 〜悪病災難にあわないためのおまじない〜
年が明けて初めてするお灸。「お灸」といえば昔のお仕置きの定番でしたが今の子供たちにはなじみの薄い物になりました。いまでは、あまり熱くないインスタントのお灸が薬局でも買えるようになりました。
昔は旧暦の2月2日と8月2日に決まってお灸をする習わしがありました。これが「二日灸」。俳句の季語にもなっていますので結構一般的な風習だったようです。
二日灸はもともと節句の一種だったという説と中国の「天灸」から来ているという説があります。天灸は子供のおでこに×や+の印を書いて無病息災を願ったおまじないです。日本の二日灸もこの日にお灸をすれば悪病災難に遭わずに元気に過ごせるという縁起を担いだおまじないだったようです。


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